月刊いちかわの「食の歳時記」は、5年目に入りました。それに併せて私自身も新しい仮住まいに。そんな引越の中で感じた、2つの事があります。ひとつは、物の多さです。重複しているものが出てくるワ、出てくるワ!それに冷蔵庫の中もスゴイ!全て把握していたはずなのに。冷凍庫からは、果物のシロップ煮が数種、ソース類、オニオンソテー・・・。冷蔵庫からは、ジャム数種、ナッツ類、ソース類と頭を抱えてしまいました。物の多さに「ごめんなさーい」と深く深ーく反省した次第です。もうひとつは、忙しさで外食、中食が、多くなってきた途端、体脂肪が増えたことです。それが、ここ何日かの落ち着いた食生活で体脂肪が減ったのです。細かく測定してみると、食べ物の質、量、内容が、体脂肪にそのまま出るのです。「家庭料理が、一番!」と生徒さんに言ってきた重要さを再認識したところです。
そんな事をふまえながら、今月のお題に移ります。
ズッキーニは、油と仲良くしてダイエットに
メキシコ原産のズッキーニは、16世紀にヨーロッパに渡り、19世紀になってイタリアで現在の胡瓜のような形で栽培されるようになりました。
ズッキーニが、よく店頭に並ぶようになったのは、ここ数年のことです。今では、入荷量に反比例して安価になって、手近な野菜になっています。
ウリ科のカボチャ属で、日本で昔から栽培されている「そうめんかぼちゃ」と仲間です。色は、緑と黄色系。形は、胡瓜型、洋ナシ、球形になりますが、品種改良の日々の進歩で今まで見たことのないビン型が並んでいました。それらは、味、食感等特別な違いはありません。
このズッキーニは、ピカピカでナスとキュウリを合わせた食感、味があります。ただ切るだけで煮ても型崩れし難い特徴があります。また調理、栄養面で油と相性が良く、その上おいしくダイエットに良いといわれています。揚げ物、炒め物、煮物、オーブン料理に使いますが、薄く切って塩揉みして食べることもできます。
今年の夏は、油と併せてもダイエットになる「ズッキーニ」に決めました!
≪栄養・効能≫
ビタミンK、C、葉酸、カリウム、が多い。
油と合わせることによってカロテンの吸収が良くなる。
ガン、風邪の予防に良い。
高血圧、浮腫み、肥満予防に良い。
≪選び方≫
皮につやがあり、切り口が新しいもの。
太さが均一であまり大きすぎないもの。
≪保存方法≫
ラップ、新聞紙に包んで、涼しく風通しの良い所や冷蔵庫で。
≪調理方法≫
「ズッキーニのベーコン、チーズ巻フライ」です。レモン、スートチリソースやコチュジャンでどうぞ。
<材料>
ズッキーニ、ベーコン、プロセスチーズ、卵、パン粉、小麦粉、塩、コショウ、レモン、揚げ油
<作り方>
@ズッキーニを10p長さの縦4等分に切り、塩、コショウをする。
A@を2枚一組にして、プロセスチーズを挟み、ベーコンを巻く。
BAに小麦粉、卵、パン粉を着け、油で揚げて出来上がり。
「パン粉」の食感が美味しさを増す!
揚げ物は、汚れや後処理等を思って外食、中食に決めている家庭が、殊の外多いようです。その証拠に、惣菜コーナーの揚げ物の多いこと。そんな揚げ物のひとつにフライがあります。トンカツ、コロッケ、海老フライとパン粉のサクサクの食感が、素材をよりおいしくしてくれる人気者です。
パン粉は、本来ヨーロッパで余ったパンを摩り下ろし細かくしたもの。日本に渡って来たパン粉は、粗めになりヨーロッパのそれとは違う物として定着し、今では「panko」と呼ばれアジア等海外へと歩き始めています。
揚げ物の衣に使うのが主ですが、パン粉に味を着けてソースとして使うと、パン粉の風味と香ばしさをたっぷり味わえます。ただ油分もたっぷり採ってしまうのが・・・。
目先の変わった料理としてたまに、下記の要領で作ってみてください。
≪選び方≫
生、セミドライ、ドライがあり、水分量の違いがあります。油分、ボリュームの好みでどうぞ。
≪保存方法≫
冷蔵庫で保存し、なるべく早く使いきります。
ドライの物は、高温多湿を避け、無臭で乾燥した風通しの良いところに保存する。
≪調理方法≫
肉や魚、野菜にかける「パン粉のソース風」です。
<材料>
パン粉、ニンニク、ベーコン、パセリ、オリーブオイル
<作り方>
@ニンニク、ベーコン、パセリは、みじん切りにする。
@鍋にニンニクとたっぷりのオリーブオイルを入れ香りを出しベーコン、パン粉を加え炒め、塩、コショウ (粉末ブイヨンを加えても) で味を整え、パセリを混ぜ合わせる。
次回は、「スプラウト」と「七味唐辛子」です。