捨てるに捨てられない余り布の切れっ端…今でも押し入れのどこかに眠っていませんか?そんな残り布や端布に怩ィまじない揩かけて、新たな命を吹き込む・それが「つまみ細工」です。
つまみかんざし職人に嫁いだのがこの世界に入ったきっかけです。以来40余年、匠として、色々な作品を手掛けてきました。そして、平成11年に東京都、平成12年に千葉県の伝統工芸品に指定されました。
つまみかんざしは、江戸時代から羽二重(絹)を使用して作っていましたが、私はちりめん、藍染等の素材で、かんざし、バレッタ、ブローチ等を現代風に製作しています。
つまみ細工は、日本古来の伝統的手芸で、着物の余り布など、小さく刻んだ布を折りたたみ、ピンセットでつまんで奥行きのある立体的な造形美術に仕上げる技法です。
私は装飾品からインテリア小物まで、古来のカタチにとらわれない独自のデザインを手掛けてきました。今後もつまみの良さを多くの方に知っていただけるよう作品作りに励んでいきたいと思っております。
(穂積和代 記)