40年ほど前から、稚拙な飛天などを彫り始めました。
それまでは、ソリッドモデルの飛行機、真鍮製の蒸気機関車などを作る模型少年でした。
今でも、何故仏像を作り始めたのか、はっきりと思い起こすことができません。以後、仕事のかたわら、全くの自己流で彫り続け、20年以上たってしまいました。今は、人間の優しさをなんとか、木で表現できたらと思いつつ彫刻刀を握り続けています。
木に向かって集中する作業が、カタルシスになっていることにも気が付くこのごろです。
時には、ちょっとふざけた男や、怒った男などと付き合いたくなって、彫ってしまうこともありますが。
彫った仏像のなかでは、菩薩像が一番多いと思います。仏像のきまり(儀軌)をなぞりつつ、自分流の彫り方・表現はできないものかと思いながら彫っています。祈りの形、ブッタへの敬意を表したものも作りたいです。祈りの少女など、自由な発想をめぐらしています。日本民話の男たちは、私の好きな民話の主人公たちです。楽天的、お人好しな男たちを彫り出していくと、なにやら気持ちが和んできます。 (河合隆一記)
市川ゆかりの作家展
「河合隆一 木彫展
−菩薩・飛天・日本民話の男たち−」
会 期 2008. 9.2(火)〜7(日)
会 場 市川市八幡市民談話室2F文化の広場
主催・問合せ 恷s川市文化振興財団
TEL047-379-5111 |