梅にメジロ
  もうすぐ春というこの季節、春を告げるという名前をもつ花や魚を集めてみました。
  まず、春告草といえば「梅」のこと。上代では「花」といえば桜ではなく梅のことですが、中国から持ちこまれて広まった梅は、当時の人々にとって異国情緒をかもす花だったから。現代のスイートピーやチューリップのように、梅は遠い国への憧れとともに愛でられていたのかもしれません。平安時代以降に国風文化が隆盛となると、日本に自生していた桜が注目されてきた、いつしか花と桜に。花見といえば桜になったのは江戸時代以降だとか。
  梅と組み合わされる「ウグイス」は春告鳥とも呼ばれますが、実際に梅の蜜を吸いにくるのはメジロ(写真)で、ウグイスが梅の近くで見かけられることはほとんどないといいます。しかも、実際のウグイスの体色は茶褐色で、ウグイス色は鮮やかな緑ではなく、茶と黒のまざったような緑色なのだそうです。
  春告魚と言えば「ニシン」。関東ではそれほど人気のある魚ではないと思いますが、北海道西岸に3月から5月にかけて押し寄せることから、北海道人には欠かせない春告魚だそうです。もっとも、ニシンの漁獲高が減少の一途をたどっているため、最近ではメバルが春告魚と呼ばれるようになってきているとか。渓流好きは人にとっての春告魚は「アマゴ」。魚偏に春とかく「鰆」は回遊魚なので、獲れる産地によって旬が変わりますが、産卵のために沿岸へ寄るため春の魚になったのだそうです。

吉田日出子 作陶展
3月3日(水)〜8日(月)11時〜18時

会場 ギャラリー空(八幡3-23-6NTビル2階TEL325-1941)

第10回市川手児奈文学賞
入賞作品巡回展

〈市川を詠む〉をテーマに短歌・俳句・川柳を募集した市川手児奈文学賞の入賞作品の作品展が市内を巡ります。
◆3月1日(月)〜8日(月)9時〜17時(土日休)行徳支所1階税務課前
◆3月10日(水)〜18日(木)大野公民館(大柏出張所内)9時〜17時
◆3月20日(土)〜27日(土)9時〜20時(日祝休)

【入賞作品(大賞)】
▽短歌
十年経て身籠りたりと知らせ来る 市川の町吾子等守りませ
  滋賀県守山市・吉村紀子
▽俳句
建国の日のさざれ石ただ黙す
  市川市南大野・松嶋雉昭
▽川柳
かたつむり我呼びとめる夜泣き石
  千葉県船橋市・祥まゆ美
問合せ 市川市手児奈文学賞係(TEL334-1107)

婚活演劇公演
「がめつい奴」

3月6日(土)12時(Aプロ)、15時15分(Bプロ)
7日(日)11時(Bプロ)、14時15分(Aプロ)

  日本がまだ貧しかった昭和34年の大阪西成鎌ヶ崎にある簡易宿泊所を舞台に、がめついお鹿ばあさんが貯めた3千万円と2千坪の土地をめぐり大騒動が……。菊田一夫原作の愛と欲望の人情喜劇。
  「演劇を創造しながら、出会いと交流を楽しもう」という目的で企画された婚活演劇公演です。
会場 メディアパーク市川(生涯学習センター)2階
入場料 前売1500円、当日1800円(全席自由)
問合せ&申込み 「がめつい奴」上演委員会(いちぶんネット内TEL339-7809)

市川市芸術祭
「いけばな展」
〈前期〉3月5日(金)、6日(土)
〈後期〉3月7日(日)、8日(月)10時〜17時

  入場無料
会場 市川市文化会館 地
下展示室
※2月号で間違った日程を掲載してしまいました、お詫び致します。

みどりの寺子屋
「春の水辺の自然観察」
3月6日(土)10時〜正午(雨天中止)

  カエルの産卵や草花などをミニ自然園と北方遊水池で春を見つけましょう。汚れてもよい服装や靴を着用。参加費100円。
場所 北方ミニ自然園(市民プール駐車場前、JR本八幡駅・京成八幡駅よりバスで大野中央病院下車)
問合せ 緑のみずがき隊事務局(森角090-8777-7186)

講演会「下総鋏づくり実演・講話会」
3月6日(土)10時30分、13時30分

  下総鋏(はさみ)は、明治初期に輸入された鋏を日本人に使い易く改良したものです。
  この催しの講師である北島和男氏は、全てを手造りで行う総火造りができる数少ない一人で、伝統的な工芸品としての技術を生かして切出しやてん刻刀、羅紗切鋏、人形鋏、やりガンナを鍛え続けています。
  平成4年には千葉県指定伝統的工芸品に指定され、また、平成10年には千葉県の卓越技能章(現代の名工)も受賞している方です。普段目にすることができない貴重な技を拝見することができる機会です。
会場 千葉県立現代産業科学館サイエンス広場(鬼高1-1-3TEL379-2005)

市川市名作映画鑑賞会
(脚本家 水木洋子生誕100年フェスティバル)
◆3月12日(金)14時〜16時

講演会「水木洋子と日本映画の黄金時代」川本三郎(評論家)
◆3月13日(土)
11時〜12時50分「ぼんち」(1960年)、14時〜17時「青い山脈」(49年)
◆3月14日(日)11時〜12時50分「野火」(59年)、14時〜15時50分「また逢う日まで」(50年、水木洋子脚本作品)

参加費 各100円(講演会は無料)
※文学プラザへ要申込み
会場 グリーンスタジオ(生涯学習センター2階)
申込み&問合せ 市川市文学プラザ(TEL320-3354)

じゅん菜池緑地
梅まつり
3月14日(日)9時30分〜14時(雨天順延)

  じゅん菜池緑地公園の素晴らしさ、残されている自然に触れるために今年も「梅まつり」が開催されます。
【アトラクション】
午前:市川市消防局音楽隊による演奏、国府台女子学院茶道部による野点
午後:悠竹太鼓、ボランティア「夢の会」による演芸等、市川市松香園、市川市明松園バザーも同時開催

【模擬店】
焼きそば、焼き鳥、甘酒、ポップコーンなど。
※綿アメ無料サービスあり。
開催地 じゅん菜池緑地公園(中国分4-27)
問合せ 中国分自治会内「梅まつり実行委員会」(吉田TEL373-5711)

てらのまち回遊展
3月27日(土)

  古くからのお寺や神社、街道などの歴史・文化的な資産が多くある行徳の寺町周辺をめぐります。
  9軒の寺々にそれぞれでイベントがあります。
  南水ひとり語り(徳願寺)、ちりめん細工(法善寺)、その他、若冲など、お宝がぞろぞろ出ます。
問合せ 徳願寺(飯島TEL357-2372)

「楽しい折り紙・ぺーバークラフト教室」
3月27日(土)13時〜

  昔から日本人は色紙を使って植物、動物、器など、いろいろな折り紙を考え出してきました。現代でも次々と新作が作り出されています。1枚の色紙から作りだされる無限の折り紙の魅力を知ってください。
  主催の「子どもが豊かな文化を体験する会」は、昨年、市内の教員や教員OBの有志によって、子どもたちに様々な文化を体験させ、豊かな人間を育てることを目的に発足した集まりです。
  親子でも友だち同士でも参加できます。
主催 子どもが豊かな文化を体験する会
申込み&会場 市川教育会館(南八幡1-10-19TEL376-0770)

「市川米っ人(こめっと)くらぶ」参加者募集
  田植え前の準備から案山子作りや脱穀、稲刈りなど稲作全般を力を合わせて行い、秋の収穫感謝祭まで、年間を通して、子どもたちに米作りを学んでもらう「市川米っ人くらぶ」の参加者募集。3月12日(金)締切必着で、抽選200人(小学生は保護者同伴)
日時 主に土曜日14回程度
会場 小川再生親子ふれあい農園内及び少年自然の家
申込み 往復はがきで地域教育課(〒272-8501市川市八幡1-1-1)
記載事項 「市川米っ人くらぶ稲作体験参加希望」と保護者の住所、氏名(ふりがな)、性別、電話番号・メールアドレス、子どもの氏名(ふりがな)、性別、年齢、学校名、新学年、返信用のあて先
問合せ 市川市地域教育課(TEL334-1659)

花祭り
4月3日(土)10時〜

落語、歌、出囃子ほか。当日券あり
会場 男女共同参画センター(市川1-24-2)
参加費 二千円
主催 新樹の会(中津攸子372-1465)

創立50周年記念
コール・マーマ演奏会
5月16日(日)14時開演

  50年間活動を続けているコール・マーマは、市内でもっとも歴史ある合唱団です。特に一人の指揮者(大野敏彦氏)によって指導されてきたというのは、全国でもまれなことだと思います。
  今回の記念ステージでは、歌あり、芝居ありの「コール・マーマのマイフェアレディ」が特に注目です。全席自由1000円
会場 市川市文化会館小ホール(TEL379-5111)
問合せ 菊池(TEL337-1078)

アートの心で社会貢献を
   ギャラリー空/アート・空の会

  京成八幡駅から北へ3〜4分ほど、八幡小学校を越えた小さな十字路のすぐそばに、昨年、小さなギャラリー「空」がオープンした。公立中学の美術教師で校長も務めた中村哲夫さんが、退職金をはたき、借金までして中古住宅を購入、改装して開いたギャラリーだ。
  中村さんは退職後、福祉施設や公民館で絵を教えているなかで、せっかく描いた絵を発表しようとしても、「一般ギャラリーは高すぎますし、公共の施設は順番待ちです。経済的に厳しい人にも光があたる場がなければおかしい」と、踏み切ったのだという。
  このギャラリーにはもう一つ、大きな役割がある。中村さんらが「趣味を始めたいと思いながら時間が持てなかったり経済的に厳しい人を支援するとともに、アートを自分だけの楽しみにするのではなく、社会貢献として人のためになるような環境アート、生活アート、子どものアートなど、さまざまな分野で芸術活動をしよう」と立ち上げた「NPO法人 アート・空の会」の拠点でもあるのだ。
  中村さんはおだやかな口調で語る。
「アートというと、普通は個人の孤独な営為のように思われていますが、本来はそうではないと思うんです。“アートの心”はものを作るだけでなく、人間の気持ちの中に入って人の気持ちを美しくするとか、そういうものです。本来のアートは決して個人的なものではなく、もっと開けたものであり、外に向かったものではないかと思うんです。
  フランスの洞窟で発見された先史時代に描かれた数百の馬や山羊、野牛、鹿、人間などを描いた壁画は、単にきれいなものを描こうとしたのではなく、狩りをしていた当時の人々の生活と結びついていたはずです。日本の埴輪や銅鐸もそうですが、人々の生活と結びついていました。そこにアートの原点があると思います」。
  NPOでは、老人ホームから壁画の製作をボランティアで請け負ったり、九十九里海岸で清掃活動をしながら流木アートみたいなものを作れないか、貧しい国の子どもたちと絵を使った国際交流ができないかとか、いろいろなところから声がかかっている。まちづくりにもアートは役割がありそうだ。
  現代社会には、なにかというとすぐに「利益になるか、ならないか」と考えるような風潮がある。それは子どもの教育現場にも及んでいる。学校ではいま、美術の時間が週に1時間になって写生の授業もできなくなっているそうだ。
「どんな子どもも落書きが好きなように、時代が変わっても人間のもっている本能的なものは変わりません。それなのに 『そんなことをやっているよりも勉強しろ』 といわれるようになっています。『それでいいのかな』 と思ってきました」と中村さん。「人間が持っているものを純粋に見つめていこうという気持ちが、大人の中にも社会の中にもないと、その社会は疲弊し、いろいろな問題が起こっても解決できない社会になっていくのではないでしょうか。その点で、芸術文化活動には大きな力があると思います」。
「ギャラリー空」市川市八幡3-23-6NTビル2階(TEL325-1941)

26年間、ご支援ありがとうございました。
  市川インターの周辺に、ラブホテルが5〜6軒営業することになると知ったのは27年前のことでした。
  私たちは平凡な主婦でしたが、子どもたちと地域の環境を守らねばと、反対運動に立ち上がりました。
  慣れない法律書に目を通し、市役所をはじめとして各方面への陳情、相談に何度も足を運びました。市川市全体の問題とすべく、自治会連合会に働きかけて欲しい旨を懇願し、自治会も重い腰を上げてくれました。
  連合会が主体となって駅などでの署名活動を行い、多くの署名を集めました。その結果、84年の風営法の改正以前の83年9月に、市の条例(市川市にはラブホテルを作らせない)ができました。みんな大きな喜びと達成感を味わった瞬間でした。これは、いまでも私たちの誇りになっています。
  その後も、私たちは運動を続けていく必要性を感じ、「チャリティバザー」を行い、市の福祉に寄付することを決めました。
・税金を使い、解決へと導いてくださったことへの恩返し。
・反対運動をまだ続けているという意思表示。
  以上の2つの理由から、平成元年から21年まで続けてきました。皆様のご協力のおかげで、寄付した総額は、324万3770円になります。
  反対運動と対極の立場にいた私たちのいったどこにこのようなエネルギーがあったのか、今でも不思議です。
  この間、多くのことを経験し、学びました。苦しいことも多かった反面、それ以上の喜びも知りました。多くの理解者を得て、本当に充実した日々でした。
  22年目の今年、いままで会場としていた集会場が借りられなくなり、バザーを開催することができなくなりました。これを機に、26年間続けてきた反対運動を、解散することにしました。
  長い間、私たちを応援し、支えてくださった皆様に、ご報告と感謝の気持ちを申し上げたいと思います。
  今後私たちは、「母の会」改め、新たに「ノンナ・カイ!?」を結成し、再出発を致します。フリーマーケットに出店し、ガレージセールを開き、売上金を福祉に寄付していこうと話し合いました。これからもどうぞ私たちを応援していただきますよう、お願い致します。長い間のご支援に感謝しつつ、26年間の歩みを報告させていただきました。
  花房恭子(稲荷木ラブホテル建設反対母の会)